息継ぎ
最初につまずくのはここです。口が塞がっているので息ができないと感じますが、実際には鼻から吸えています。苦しくなる原因は、鼻呼吸ができないことではなく、緊張して呼吸そのものを止めてしまうことにあります。
対処は単純で、長く続けようとしないことです。短く合わせて一度離し、また戻す。この形にしておくと息は自然に続きます。「一度始めたら長く続けるもの」という思い込みが、苦しさの大半を作っています。
- 離すことは中断ではなく、キスの一部だと考える
- 苦しくなる前に離す。限界まで我慢しない
- 鼻が詰まっている日は、短い区切りを多めにする
顔の角度
鼻がぶつかるのを避けるために、どちらかへ少し傾けます。傾ける角度は大きくなくて構いません。相手が右へ傾けたら自分は逆側へ、というだけのことです。
迷ったら、相手が動いてから合わせるほうが簡単です。先に自分で決めようとすると、同じ方向に傾けてしまってやり直しになります。ぶつかっても失敗ではなく、少し笑って傾け直せば済みます。
間の取り方
やり方を調べる方が本当に知りたいのは、動かし方より「間」であることが多いようです。近づいてから触れるまで、触れてから深くするまで、それぞれに間があります。
| 近づく前 | 視線を合わせて一拍置く。ここで相手が離れなければ進む、という確認になります |
|---|---|
| 触れてから | すぐに深くせず、軽く合わせたまま少し止まる。互いの緊張が落ちる時間です |
| 深くする前 | ここで一度離すと、続けるかどうかを選び直せます |
| 終わり方 | ゆっくり離す。急に引くと拒絶に見えることがあります |
間を置くことは、テンポが悪いことではありません。むしろ、確認の時間がないまま進むほうが、あとから「言い出せなかった」という感覚が残ります。
うまくやろうとするほど苦しくなる
やり方を調べてから臨むと、手順を思い出しながら進めることになります。ところがキスは、確認しながら進めるほど呼吸が浅くなり、力が入り、余計に苦しくなります。覚えた手順を再現しようとすることが、そのまま苦しさの原因になるという構造です。
先に決めておくべきなのは動かし方ではなく、「苦しくなったら離す」「無理だと思ったら止める」という抜け道のほうです。抜け道があると分かっていると、力が抜けて呼吸が続きます。
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やり方についての質問
息はどうやってするのですか?
鼻で吸います。口が塞がっていても鼻呼吸は続けられますが、緊張していると止めてしまいがちです。苦しくなったら一度離す、を前提にしておくと楽になります。
目は開けますか、閉じますか?
閉じる人が多数ですが、決まりはありません。開けていると相手の顔が近すぎて焦点が合わず、落ち着かないと感じる人が多いようです。
鼻がぶつかりませんか?
顔をわずかに傾ければ当たりません。互いに同じ方向へ傾けると当たるので、相手が傾けた側と逆に傾けます。
どのくらいで離すのが普通ですか?
普通はありません。短く離してまた戻す形のほうが息も続き、相手の様子も確認できます。
うまくできているか分かりません。
評価される場面ではないので、確かめようがないのが実際のところです。気になる場合は上手い・下手で、何が「上手い」と呼ばれているかを整理しています。

